2002年10月2日Wed. 台風一過、晴れ
気持ちよい日、外
「世の中には二種類の人間がいる」と、人はよく世界を二分したがり、そのことによって確かに何かを表現している気がしますが、その伝でいくと自分は『CD屋で試聴しながらノる方の人』なのです。
桑田佳祐のニューアルバム「ロックンロールヒーロー」をノリノリで聴いていました。足で拍子を取り、曲に合わせて腰も振る。これは間違いなくマイノリティ。普通の人は、静かに聞いています。この違いはなんなのか。
そうせざるをえない気持ちが7割。いい曲にはノらねばという気持ち、ノると気持ちいいという事実が歴然とある。残りの2割はもったいないの気持ち。せっかく音楽かかってるのにもったいないという貧乏性。現在の所、買う気がないのでなおさらです(ひでーな)。後は少しの屈折した見栄。
世界を二分する方法は、「どうしようもなくそうなってしまう」人々を描き出します。
No music,No life。
2002年10月12日Sat. 晴れ
洗って。洗って。洗って。スマイル。スマイル。スマイル。
「…じゃ、ホテルいこっか」という言葉を聞きました。夜、コンビニに向かう途中です。
自転車に乗って車道を走っていたので、ガードレールの内側にいたカップルと近い距離ですれ違いました。その時の会話の断片がこの言葉。発話者は女の子です。
ばかめ。この近辺5キロ四方にホテルなど存在しない。せいぜい探し回るがいいわ!
などと、使う当ては全くないのに何故か知っている知識を動員しての逆恨みですが、その後の二人はとても気になります。一体どうするのでしょう。男っぷりの見せ所(?)。
そうかと思えば、十字路を横切ろうとした時に、自転車に乗ったティーシャツの(推定)イギリス人が、目の前を全速力で駆け抜けて行ったりします。何事かと。
やってる人に取ってはごく当たり前なのに、瞬間を切り取った他人の目から見ると、行為とはひどく不可思議なものです。
川原にでも行ってしまえ!
2002年10月16日Wed. 晴れ
ラーメン、食って、紅茶を飲んで
「うふぎ」の話しです。
夜。友人の車で自宅まで送ってもらったのはいいのですが、強引に和風のファミレスに連れ込まれました。財布の中身は150円。しかたがないので「うどん」580円也を頼んで、後は借金です。友人は横でひれかつ定食1680円也を、これみよがしにパクついている。なんじゃそりゃ!
まぁ、それはいいのですが、メニューの表記を見ていて文字の話しになりまして、「うふぎ」はどうなのかと。
街中で常々疑問に思っていたのですが「うふぎ」と書いてある幟のお店って、何を売っているのかなと。「うふ」という字面がなんともセクシーですが、よく分からない。まさか「うなぎ」の文字をくずしたものだったとは。知った時は、なんだか知らない脱力感を感じました。うなぎかぁ。
ちなみに、そもそもの元凶は「へれかつ(ひれかつ)定食」。関西はへれかつだそうで。
2002年10月20日Sun. 雨
雨に濡れると、嫌な季節になってきました
友人加藤(仮名)は、「美濃加茂」という地名がヒットだそうです。みのかも。
「だってさ~。『あんたどこ住んでんの?』って聞かれてさ、『みのかも』だよ。ぷ~」
と力説されたのですが、いまいちピンときませんでした。確かに「はっきりしろよ」とツッコめますが…。う~ん。分からん。
それなら子供に「かも」という名前をつけるのはどうかと提案しました。加藤かも。
「今、屁、こいたの誰だよ?」「加藤かも」
小学校の教室、大フィーバー。
連鎖的に思い出したのは、「探検喫茶」。頭上からロープで降りてくるウェイター。
モチーフがある喫茶店はいいという話をした時に、別の友人が言っていたお店です。「何!?」というお客さんの顔を思い浮かべて大いに笑ったのですが、この話しのポイントは「絵的にいい」ということではないかなと。
それにしても最近、まじめな会話ができなくなっている気が…。
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