2003年4月13日Sun. 晴れ
三月飛んだ…。

 気がつけば、いつの間にやら四月ですか。はえーなー。
 ちゅうことで、気分一新でテーマ、及び文体が変化します。テーマは「虚心坦懐」。文体はなにせすぱすぱ書けるようにしなきゃならないので、ですます調はとっぱらって、一言で言えば「めちゃくちゃ文」になる模様。ご容赦の程を。
 最近の目新しい事件といえば、デビットリンチ監督の『マルホランド・ドライブ』という映画を見たこと。基本的に右脳で見る映画であり、ものすごく笑えた。いや、とてもシリアスな映画なのだけれど、ツッコミどころが満載なんです。話しの展開が理性を超えている。デビットリンチ作品は初めて見ましたが、みんなこんなのかなぁ…。
 しかし、こんなことしか書くことがない。平和な日常やなぁ。さぼってる間に、九州に行ってたりするのだが、その記録はいつかまた日の目を見るかもしれない。期待薄。

2003年4月14日Mon. 晴れくもり
すげー穴だらけだとは思うが…

 選挙ですな。
 民主主義ってもんは、自由経済と相性が良いらしい。民主主義→個々人の独立した投票→経済的自立(経済的に束縛されない=自由)の必要→自由競争社会。そんな図式?
 この後に、「→落伍者のケア(福祉)→中央管理による富の分配」と続けば「=社会主義」であるし、「→競争の過剰→資源の大量消費」とくれば「=環境破壊」になるのでしょうか。
 んじゃぁ「環境破壊」から矢印を逆に辿っていけば(環境破壊の側から見れば)、原因は民主主義?独裁者が出てきて、「暖房禁止法」とか、「乗車制限法」なんかを作れば、人類の未来は守られるのか?そんなことしたら経済が壊滅する?じゃぁ悪いのは自由経済か?「自由いりませんか〜」「生憎間に合ってますわ」。
 ビバ・ネガティブシンキング。政治と宗教の話しはほんとに分からん。

2003年4月15日Tue. くもり
数日空いているが

 記録しておきたいことがある。
 君は金曜日の巨人阪神戦を見たか!?清原復活?9回裏からの6点追い上げ?そんなことはどうでもいい。俺は見た。バックネット裏の勇姿を。玉が投げられる度に繰り出される「アイーン」を。
 酔っ払ったおっさん二人が、ピッチャーがボールを投げる度にテレビカメラに向かって「アイーン」をやっていたわけだが、わざわざボックス席を取って一番カメラ映りのいい席でやる「アイーン」である。さぞ気持ちが良かったろう。最後には警備員まで出てきて無理矢理やめさせられていたが、いいじゃないか。「アイーン」くらいやらせてやれよ。多分、テレビに映るからスポンサーがどうとかあるのだろうが、そんな了見の狭いことを言ってちゃ、始まるもんだって始まらない。
 俺はここに確かに記そう。例え他の誰も覚えていなくても、2003年4月11日。おっさんの「アイーン」は輝いていたと。

2003年4月17日Thu. 晴れくもり
ぶっちゃけ

 野坂昭如はやっぱりテレビタックルで見るより、小説の方がおもろい。というのは、小説家だから当たり前の話しか。
 女性の、いわゆる「一人エッチ」は『独楽』と言うそうで、初めて読んだ時は「一体何が独楽じゃ」と由来の不思議を思ったのだが、まぁよく考えてみれば、畳の上なんかでやってる姿形を正面から見ている所を想像すると、なるほどこれは確かに独楽である。
 だいたい日本語のエロ表現って雅なものが多いのではないかと推測するが、「筆下ろし」という語感は間抜けっぽくてそれでいて描写は的確。筆!下ろし!って感じはよく分かるわなぁと、これまた初めて知った時は感慨深かった。イメージとしては、よく正月にやってる、畳10畳位の紙に「書の達人」みたいなおっさんが身の丈以上の筆を持って妙に気合を入れて書いている書初めが思い浮かぶ。
 以上、野坂昭如著『エロ事師たち』を読んでの感想でした。もっと古いエロ表現が知りたいもんです。「姫初め」ってのも…ねぇ…。





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